伊藤浩一のパソコン日記99年9月後半

1999.9.30

音が出ない？（Windows2000導入記その７）

• 自作ＰＣにWindows2000ベータ３をインストールしたところ、音が出なくなってしまいました。サウンドカードはAureal Vortex PCI Audio AU8820というのを使っています。マルチメディアチップを搭載して、多機能なサウンドカードです。Windows2000のコントロールパネルからサウンドカードのデバイスの状態を見ると、ドライバーがインストールされていないようです。それでは早速ドライバーのインストールをしましょう。Aureal Vortex PCI Audio AU8820に付属していたCD-ROMを入れて、ハードウエアの検出を実行しました。ドライバーを見つけたようです。あれ？インストールはできませんでした、とのアラートが出ます。それならば、SCSIカードとおなじようにNT4用のドライバーを指定してインストールにチャレンジしました。あれ？また失敗です。Aurealのページにアクセスして最新ドライバーをダウンロードしてもう一度チャレンジです。またダメです。どうやらWindows2000では、このサウンドカードは使えないようですねえ。う〜ん、困りました。Windows2000で動く安いサウンドカードをかおうかなあ。

テレホーダイからアイプランへ

• NTT、ISDNの市内定額型割引サービスを発表されました。これは、登録した一つの電話番号で月額1,200円で3,000円分（15時間に相当）まで使える「i・アイプラン1200」と、月額3,000 円で7,500円分（37.5 時間に相当）まで利用可能な「i・アイプラン3000」があるそうです。早速、自宅の側のNTTに問い合わせました。すると、NTTの方もまだ知らないようで、のちほど調べて電話します、とのこと。そして電話がありました。まだパンフレットが出来ていないこと、テレホーダイ、タイムプラスと併用できないこと、を説明してくれました。タイムプラスと併用できないのは痛いですねえ。でもアイプランにすれば昼間も定額料金でインターネットができるので、変更しようかなあ、と思っています。

ＣＤ−Ｒを認識しない？（Windows2000導入記その６）

• 自作ＰＣにWindows2000ベータ３をインストールしましたが、いくつか問題が発生しました。Windows98と立ち上げると、Ｃ：￥（内蔵４ギガ）、Ｄ：￥（内蔵８ギガ）、Ｅ：￥（ＣＤ−ＲＯＭ）、Ｆ：￥（ＣＤ−Ｒ）というディレクトリー構成になるのですが、Windows2000で見るとＦ：￥がありません。ＣＤ−Ｒを認識していないようです。ＣＤ−ＲＯＭはＩＤＥなのですが、ＣＤ−ＲはＳＣＳＩです。ＳＣＳＩカード（ラトックシステムのUltraWide SCSI PCI BOARD(For Windows)REX-PCI33）を認識していないようですね。早速、Windows2000のコントロールパネルでハードウエアの検出を行いました。ＳＣＳＩカードに？マークがついています。そこでＳＣＳＩカードのドライバーのインストールを始めました。Ｗｉｎｄｏｗｓ９８で使用しているドライバーを指定してインストールを開始しようとしたところ、「このドライバーは使用できません」とのアラートが出てしまいました。ありゃりゃ、Windows2000ではＳＣＳＩカードは使用できないのかなあ、と思っていたところ、ＳＣＳＩボードにWindowsNT用ドライバーがあったことを思い出しました。もしや、と思い、ＮＴ用ドライバーを指定してインストールを開始したところ、なんとインストール完了。再起動して、ＣＤ−Ｒが認識されました。良かったです。ＮＴ用のドライバーが２０００では使えるんですね。まあ、考えてみれば当たり前なんですが、ＮＴを使ったことがなかったので思いつきませんでした。さあ、次のトラブルを解決しましょう！（続く）

Windows2000ファーストインプレッション（Windows2000導入記その５）

• Windows2000のベータ版のインストールが自作ＰＣ（Celeron300A）で無事終了しました。触ってみた感想です。
  • インターネットはMN128SOHOで、「LANでインターネット」を選択すればすぐに出来ました。IEの操作感はWindows98と全く変わりません。速度も変わりません。
  • デスクトップ上のアイコンがかわいいです。特にゴミ箱。
  • ポップアップメニューがWindows98の「ベローン」伸びるのではなく、フェイドイン・フェイドアウトします。なかなか新鮮でいいです。
  • 付属しているアクセサリー類はWindows98とあまり変わらないです。
  • スタートメニューがいろいろカスタマイズできます。
  全体的にWindows98ユーザーならば違和感なくすぐに使えるインターフェイスになっています。私のような個人ユーザーが、サーバー利用しないで使用するメリットが今一つわかりませんが。。。ただ、問題がいくつか発生しました。（続く）

Windows2000インストール開始（Windows2000導入記その４）

• 自作ＰＣに内蔵ハードディスクを増設したので、Windows2000をインストールすることにしました。Windows2000のプロフェッショナル版というのをインストールします。Windows98はＣドライブに残したまま、ＤドライブにWindows2000をインストールしてデュアルブートできるようにするのが目標です。インストール初期画面で、「新規インストール」を選択して「詳細設定」で、「インストール時にインストール先のパーティションを選択する」チェックをしてイントール開始です。途中インストール先のディレクトリーをＤドライブにしました。インストールはWindows98に比べて遅いですねえ。フリーズしたかと思いましたが、気長に待つこと２時間、無事にインストール完了。再起動すると、Windows2000とWindows98の起動選択画面が出てきました。両方とも起動します。デュアルブート成功ですね。別パーティションにWindows2000をインストールすれば自動的にデュアルブートになるのは便利だなあ、と思いました。さあ、Windows2000を使ってみましょう！（続く）

WindowsCEソフトのインストール方法

• WindowsCEマシンへアプリケーションをインストールする場合、PCマシンが必須です。PCマシンとWindowsCEを接続して認証された状態でないとインストールできないソフトがほとんどです。しかし、WindowsCEマシンとPCを専用ケーブルで接続するのって意外に面倒なんです。さらにMacしか持っていない場合は最悪になります。そんな時のために、アプリケーションのインストールの裏技があります。アプリケーションのSetupファイルに含まれているCabファイルをWindowsCEにコピーしてダブルクリックすればソフトがインストールできるんです。これならばMacでもネットワーク接続してFTPすればWindowsCEが利用できますね。マイクロソフトはPCを利用しないでもアプリケーションをWindowsCEにインストールできる仕様に何故しなかったんでしょうねえ。

特別企画：日記1週間分先行大公開（夏休みのため）

• 私事ですが、遅い夏休みを9月19日から24日まで6日間とることしました。そこで「伊藤浩一のパソコン日記」の更新を1週間お休みします。いつも読んで頂いているみなさん、申し訳ありません。そこで、特別企画、1週間分の日記を先行して大公開します。先行したら日記じゃないだろうって突っ込みも聞こえますが、いいんです。ぜひ1週間分の日記をお楽しみ下さい。次回9月25日には更新予定ですので、またぜひ遊びに来て下さいね。

８ギガハードディスクが５００メガしか使えない？（Windows2000導入記その３）

• Windows2000を自作ＰＣに導入するために、８ギガハードディスクを内蔵しましたが、何故か５００メガしか認識しません。困った時のインターネットということで「ハードディスク増設」で検索。いろいろ見ているうちにDELLのホームページに、「ハードディスク増設時は５４０メガ以下という設定をBIOSで直してください」との記述を発見。早速試してみることにしました。自作ＰＣ（マザーボードBH6）のBIOS画面を立ち上げました。システム設定画面で、IDEのプライマリーのマスターだけ「AUTO」という設定で、他のIDEは「NONE」になっています。犯人はこれかな？ということでセカンダリーのマスターも「AUTO」に変更して再起動。Windows98のFDISKを実行すると、８ギガのMS-DOS領域が作成できました。やったー！ですね。再起動するとＤドライブがちゃんとできていたので、フォーマットを実行。無事に８ギガのハードディスクが使用できるようなりました。これでWindows2000をインストールできます。ハードディスクの増設も結構大変ですねえ。良い経験になりました。（続く）

電車走行中のPHSデータ通信実験

• NTT DoCoMoのデータカード型PHS Mobile Card P-inとWindowsCEのJornada680で、電車走行中にPHSデータ通信にチャレンジしました。場所はＪＲ中央線四谷駅からお茶の水駅の約５分間です。東京行き中央線が四谷駅到着と同時に、接続を開始。走行し始めた頃、メールの受信を開始。電車は走行スピードに入りました。１１通のメールを受信しました。ＰＨＳはまだ切れません。今度はホームページをＦＴＰ送信しました。20kbyteほどのページ送信完了。結局、お茶の水駅到着までＰＨＳは切断されませんでした。粘り強くなりましたねえ。モバイラーは安心して使えますね。

VAIOのC1Rっていいですね

• VAIOのC1Rを１週間借りる機会があり使ってみました。使ったと言ってもインターネットサーフィンのみの使用です。何かVAIOってイヤだなあ、なんて先入観があったのですが、使ってみると意外にいいですね。いろいろ感じたことを書きます。
  • ボディの材質からか、非常に軽く感じます。ノートパソコンというと中身が詰まっている様な重さが、中身が軽い感じのボディバランスです。
  • 液晶はコントラストが強いなあ、と思いましたが、ファンクションキーで液晶の明るさを変えれば、そんなに目は疲れませんでした。
  • ドットが細かい感じがするので、インターネットエクスプローラーの文字設定を「大きい」にして使えば快適でした。
  • 省電力設定にするとCPUをパワーダウンするようで、あまりに遅くて使いにくかったです。
  • レジューム機能はなかなかいいです。レジュームしておいて、バッテリーが切れた場合、電源を入れると起動画面になるのですが、一から起動するのではなく、ちゃんとレジューム状態を呼び出します。ハードディスクにレジューム状態を書き込んでいるんですね。ノートパソコンはMacしか使ったことがないので、このシステムは新鮮です。（PowerBookの場合、バッテリーが切れてしまうと、電源をもう一度入れると一から起動しなければならないんです）
  • 横長変形液晶は広く感じて使いやすかったです。
  • キーボードは、キーストロークが浅くて使いにくかったです。Jornada680の方がキーストロークがあるくらいです。キー配列も微妙に狭いキーがあり、慣れが必要ですね。
  なんて感じでした。全体的に良く出来ているなあ、と思います。キーボード以外は気に入りました。iBookが入手困難だったらVAIOのC1でもいいかなあ、なんて思いました。

不調なJornada対策

• WindowsCEのJornada680が不調です。一つが「メモリーカードを初期化します」という恐ろしいメッセージが出てしまうこと、もう一つが電源を入れても画面が暗いまま、という２つの現象です。両方ともコンパクトフラッシュを認識するのが電源を入れてからしばらくかかるため、とは思いますが、とても怖い現象ですね。ちなみにコンパクトフラッシュカードはSanDiskの48メガです。まだフルリセットするはめには至ってませんが、作業途中のデータは何度も無くなっています。この対策としては
  1. 電源を切る前にアプリケーションを全部終了させる。
  2. 液晶を空けた時に電源が入るように設定する。（電源ボタンがどうも怪しいため）
  3. 電源が入ってから3秒待って操作する。
  をやっています。これでトラブルは回避しています。不安定なJornada680を使っていると、まだまだ初心者の方にはお勧めできないなあ、なんて思ってしまいます。せめてこういう現象が起きていることをメーカー側が認識しているといいなあ、と思います。

WorkPadの紙キーボードは面白そう

• 今人気のPDA、WorkPad用にオカヤ・システムウェア、WorkPad用シート状キーボードという面白い商品が出ました。液晶にキーボードを貼り付けて、手で入力するそうです。面白いですね。キー配列は普通のキーボードと同じようです。手書き入力が嫌いなので、WorkPadには手を出していませんが、これならばちょっと試してみたいですね。店頭に並んだら触ってみたいと思います。

WindowsCEでレースゲーム

• ハンドヘルドでゲームをしよう　― 手のひらの中の楽しみ ―でレースゲームを見つけました。PocketIndyというゲームで、いわゆるレースゲームです。画面は線画のシンプルなものですが、意外に遊べます。5分くらい時間が空いたときに最適ですね。WindowsCEもなかなか市販ソフトが増えませんが、オンラインソフトが頑張ってくれているので楽しく活用できますね。

モニターレポート公開

• 自作ＰＣでSCSIカードを使用していますが、これはモニターで当選した製品、SCSIボード:ラトックシステムUltraWide SCSI PCI BOARD(For Windows)REX-PCI33を使っています。１ヶ月使ってモニターレポートを提出したところ、REX-PCI33モニターレポートで公開して頂きました。他のモニターレポートに比べると貧弱な環境だなあ、と我ながら思いますが、SCSI初挑戦の奮闘振りをレポートしました。ぜひご覧ください。

iBookをアップルストアで申し込みました

• iBookの予約が9月15日からThe Apple Storeで始まりました。早速15日にホームページにアクセスして申し込みをしました。自宅に発送してくれるそうです。発送費を含めて合計21万円でした。まだ発売日は発表されていませんが、発売されてからどれくらいで発送されるかどうか楽しみですね。