パソコン日記98年1月
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自作パソコンとフリーUNIX
視覚障害者の細田さん方の自宅にうかがって、パソコンシステムをみせてもらいました音声ソフトを使っており、DOSの日本語音声ソフトをベースにUNIXでメールのやりとりをしてDOSで読ませるというシステムでした。つまりUNIXマシーンとDOSマシーンの2台が必要です。自作のAT互換機を使ってました。UNIXはなんとFreeBSD。
日本語音声化ソフトの遅れ
Windowsでは音声化は英語システムではあるが、
日本語では数少なく、日本語ではとりあえず95readerがあります。ただし、殆どのアプリケーションが使えず、実用レベルとは言えません。英語環境では、例えばオフィスが使えますし、新しいアプリケーションに対応するのがとても早いそうです。今は日本のマイクロソフトのコンサルタントとして
Windowsの日本語音声化の仕事をしています。実際の仕事としては、音声化のプログラムよりWindowsのシステムをどこまで公開するかが問題だそうです。音声化するためにはOSの基幹技術を公開する必要があるそうです。マイクロソフトが独占で音声化を進めるのではなく、OSを公開して広く他社に開発を委ねる必要がある、と言ってました。
最近IBMのホームページリーダーというソフトが発売されて、Netscape上では、ホームページを読んでくれるそうです。マックに関しては、Windowsより使いにくいと言ってました。これだけパソコンが普及していても、音声化という分野では遅れています。日本語音声で実用で使うためには、Windowsではなく、MS−DOSやUNIXしか手段がありません。
スキャナーでテキスト化
細田さんは、大学4年生。学術書を読むときは、業者に頼んでスキャナーで読み込み、テキスト化して、音声で読んでいるそうです。1ページ、200円かかるそうです。テキストを点字化にすると1ページ1500円かかるそうです(スキャナーで読み込んだものを人の手で修正する作業を業者に依頼する)。200円の場合は、とにかくテキスト化するだけなので、間違いもかなりあります。
点字にする場合は、もちろんテキストファイルから自動的に点字に変換してくれるソフトウェアがありますが、やはり殆どはボランティアの手に頼っています。テキスト化ならば、場所はとらないので良いですが、電車の中で読めないのが難点。最近は読みたい本も買ってから、出版社にお願いすれば
テキストデータをくれる会社もあるそうです。ただ複製などの問題があるため信頼関係が大事だそうです。
取材用にモニターを用意
マウスもモニターも使わず、キーボードと音声だけでUNIXとWindowsを軽やかに操作する細田さんが、「モニターをつけたほうがわかりやすいですよね」と言って、モニターの電源を入れた時は、恐縮してしまいました
最近取材が多いのでモニターをつけたそうです。FreeのUNIXでここまで環境を整えた細田さんですがWindowsでだれでも使える環境で一般化されないと意味がないとおっしゃってました。
取材をして感じたこと
インターネットが視覚障害者にとって素晴らしいコミュニケーションツールであることを痛感しました。パソコン音声化が、まだまだ整っていない状況の中、細田さんは工夫をしながらパソコンを使っています。同じパソコンユーザーから見ても細田さんの音声化環境作りの努力は凄いエネルギーだな、と思いました。メーカー側もぜひ音声化に努力して視覚障害者にとって少しでも使いやすい環境を作るべき、と感じました。このページをご覧になった皆さんに、視覚障害者のためのパソコン音声化について考えて頂けると嬉しいです。私は、この機会に視覚障害者のメーリングリスト「タートルの会」に入りました。他、視覚障害者の体験談がこころWeb(日本IBM)があります。あわせてご覧ください。
あけましておめでとうございます。昨年末カシオペアについてのメールを送りまくったクリです。その節はお世話になりました。年始の新聞に挟んであるチラシを調べまくり、とうとうA51(A51Vの方が欲しかったけどまだ高くて・・・)を買いました。新品で。早速ワード97から転送したら文字化けしていて笑ってしまいました。これからは、秀丸とエディターの連動でやっていきたいと思っています。ところでいまいち感覚としてつかめないのですが・・・・、メモリ というのがありますよね。A51なら8メガ。あれっていうのは、ソフト(データ)が記憶されている領域なのでしょうか(PCのHDのように)? 普通のPCなら、HDにソフトが記憶されていて、メモリという机にダダーっと広げて広げられるだけソフトが使える、という風に解釈していますが・・・・。コンパクトフラッシュメモリというのをつけると(どうつけるのか分かっていない(汗))、一体何がどうなるのでしょうか?それをつけると記憶容量が大きくなって、使えるメモリの領域も増えるということなのでしょぅか?ハンドヘルドPCでは「メモリ」がPCでのHDとメモリの 役割を兼任しているということなのでしょうか?新年早々愚問連発スイマセン・・・・
くり
追伸:店頭でA51V触ったら速さの違いにがく然としました(泣)。
メールありがとうございます。カシオペア購入おめでとうございます。内蔵ラム8メガは、データ記憶用とプログラム実行用の両方で使いますパソコンで言うところの、メモリーとハードディスクの両方をこの8メガで使用します。(たった8メガで動くなんて素晴らしい!でもHP200LXはたった2メガですけどね)。スタートメニューの「設定」の「システム」を開くとメモリーの設定ができます。例えば、たくさんデータを保存させたいときはデータに6メガ、プログラムに2メガを割り当てたりします。ただし、プログラムのメモリーは大きく割り当てた方が安定しますので私は、データに4メガ、プログラムに4メガ割り当ててます。コンパクトフラッシュはデータ記憶用としてだけ使えます。私は15メガのエプソン製を使用してします。データ記憶はコンパクトフラッシュにすれば、メモリー割り当てを2メガデータ用、6メガプログラム用と大きくプログラムに割り当てることが出来て、とても安定します。